あいおいニッセイ同和損保 MS&AD INSURANCE GROUP

DE&Iの推進

当社のダイバーシティ推進体制、取組状況についてご紹介します。

人的資本経営の取り組み

当社がCSV×DXを通じて、お客さま・地域・社会の未来を支えつづけるためには、全社員が高いスキルを身に付け、働きやすい環境で意欲高く活躍することが重要です。 そこで当社では、人財を最重要の経営資本と位置づけ、社員の能力開発を図り、世界トップ水準の保険・金融グループに相応しい「人財」を育成しています。 加えて、社員一人ひとりがチャレンジ意欲旺盛で、誇り、やりがい、成長を実感できる環境整備にも取り組んでおり、DE&Iはその重要な取り組みの一つとして全社で推進しています。

社員エンゲージメントの向上

人財育成 社員一人ひとりの
成長を後押し

①人財育成

  • 全社員の商品知識、課題形成スキルの習得・底上げ
  • 成長戦略を牽引するリーダー人財の育成

②採用・リテンション

  • 安定的な人員態勢確立に向けた柔軟な採用
  • グローバル人財やデジタル人財等多様な人財の採用

③人財マネジメント

  • 多様な経験の機会提供による自律型人財の育成
  • 年齢や性別、国籍にとらわれない配置・抜擢による組織活性化

環境整備 多様性の尊重によるwell-beingの向上

④DE&I

  • エクイティ(公平性)の理解浸透と実践
  • 意思決定層の多様化

⑤働き方改革

  • 柔軟な働き方に向けた制度理解・活用
  • ワーク・ライフ・マネジメントの実践・定着

⑥健康経営

  • 健康投資による社員の総活躍の実現
  • 休務者発生等防止に向けたビフォア対策

⑦基盤(人事制度・評価運営)

  • 環境変化に機敏に対応できる制度改定の実施および社員の力の最大化させる能動的なマネジメントとコミュニケーション

推進体制

社内に専門部署である「ダイバーシティ推進室」を設置し、ダイバーシティ推進に取り組んでいます。

推進体制

部支店ダイバーシティ推進会議

人権啓蒙活動を通じ、多様な人財・価値観を受け入れる組織風土を根付かせるため。全国の各部支店において「部支店ダイバーシティ推進会議」「ダイバーシティ推進研修」を実施し、推進取り組みのPDCAをまわしています。

推進体制

育ボス宣言

従来の考えや経験則から脱却しワーク・ライフ・マネジメントを実現するため、部支店長・ライン長は「育ボス宣言」を策定、自部門のメンバーへ宣言し、日々の業務の中で実践しています。

当社の「育ボス」像

  • 多様な価値観や個人を受け入れる風土を確立する
  • 社員が限られた時間と枠組みの中で、仕事の”質”と”生産性”を高め、同時にライフの充実が図れる環境を作る
  • 自ら学び、自ら考え、チャレンジし、成長し続ける社員を輩出する

キャリア支援

人財育成 - 社員一人ひとりの成長を後押し -

目指す社員像「世の中の変化・リスクをいち早く捉え、新しい価値・方針を自ら企画・創造することができるゲームチェンジャー」に向けて、社員の能力開発を図り、世界トップ水準の保険・金融グループに相応しい「人財」を育成していきます。

CSV×DXの推進に対応する基盤づくり

事業環境が大きく変化する中、CSV×DXを軸とした経営戦略による成長・収益力強化を実現するためには、「新しい価値創造(ゲームチェンジ)への挑戦に求められる知識・スキル」の強化が必要不可欠です。目指す姿の実現に向け、以下の取り組みを始めとした人財基盤の確立を目指しています。

学びの環境整備・機会提供 企業内大学制度「AD ユニバーシティ」を活用し、全社員のIT・データ分析・情報リテラシーを高める取り組みを進めています。
CSV×DX知識・スキルの向上 CSV×DXの推進に求められる知識・スキルを体系的に学習出来る自己研鑽コンテンツ「CSV×DXスタディパッケージ」を活用し、全社員でCSV×DXを実現します。 また、今年度から「炭素会計アドバイザー資格」の取得推進をコンテンツ内にも盛り込み、環境リテラシー向上を推進します。

ロールモデル交流会

異動経験の少ない社員や若手層などキャリアイメージを持つことが難しい社員が、ロールモデルや参加者との交流を通じてキャリアを前向きに考える機会の付与を目的に、ロールモデル交流会を実施しています。テーマは仕事と育児の両立。新しい仕事へのチャレンジ・異業種交流会などさまざまに設定しています。 またロールモデルの登壇だけでなく、保健師が不妊治療・更年期など健康に関わる情報提供をして、参加者同士で意見交換をする会も設けています。参加者からは、「キャリアに対して前向きに考えるきっかけになった」「同じ悩みをもつ他部署の社員と交流ができ視野が広がった」の声があり、満足度が高い結果となっています。2023年度からはMS&ADグループ共催の交流会も実施し、さらに多様な人財との交流を図ります。

かけはしプロジェクト(現業部門と本社部門を跨いで職場体験をする制度)

「かけはしプロジェクト」とは、第一線の社員が本社・関連会社の業務を体験す人財育成施策の一つです。 実施機関が半日〜1日程度のコースと、より深く関わって本社実務を経験出来る3ヶ月〜6ヶ月のコースから選択することが可能です。 興味のある部署の仕事に実際に取り組むことで、キャリアプランを検討するきっかけとなっています。

キャリアアップのためのチャレンジ制度

社員の自己実現の機会提供と、意欲のある人財・専門性の高い人財の育成・発掘を目的として、国内外問わず、キャリアアップのための多様なチャレンジ制度を設けています。

社内異動特定部署への異動 営業・損害サービス部門と本社部門を跨いで職場体験をする制度「かけはしプロジェクト」や、本社・関連会社の特定部署・ポストへの応募といった「ポストチャレンジ制度」など、具体的なチャレンジテーマを持っている社員のキャリア形成の支援を通じて、人財育成を進めています。
社外研修大学院派遣制度 <一橋ビジネススクール:SBA>(経営分析プログラム)
企業経営に関わる高度な専門知識と分析能力を備えた人財の育成、並びに他産業の優秀な人財との交流による幅広い視野を養うことを目的として派遣しています。
<滋賀大学大学院データサイエンス研究科>
データサイエンス力・データエンジニアリング力に加えて、実際にデータの解析結果を活用し、価値創造出来る人財の育成を目的として派遣しています。
海外研修制度 当社のグローバル戦略の進展に伴い、国際的視野、多様な情報観を持った専門的な人財の育成を目的として、2011年度から当社の海外現地法人で1年間にわたり実践的な業務に携わる海外研修制度(公募制)を設けています。 また、コロナ禍で一時中断していた海外短期研修(派遣期間1週間前後)を2022年度から再開し、若手層や地域型社員のグローバル事業におけるキャリア形成・経験付与の機会を広く提供しています。
公益財団法人21世紀職業財団 女性のための管理職研修やエンパワーメント21世紀塾への参加を通じて、モチベーションアップ、能力向上を図るとともに、異なる会社で働く女性の社外ネットワーク構築を図り、女性活躍推進のノウハウを習得します。
昭和女子大学キャリアカレッジ 女性マネジメントステップアップコース 管理職として必要な経営的視点をリアルなケースで考えるとともに、自身のキャリア、自社・社会の変化を俯瞰し、その中で、まだ少数ではある女性の管理職として、自分の強みを活かしリーダーシップを発揮するための力を身に付けていきます。