トップメッセージ

『まだ誰も知らない安心を、ともに。』
CSV×DXを通じて、お客さま・地域・社会の未来を支えつづける会社を目指してまいります。

代表取締役社長 新納 啓介

 平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 2022年4月1日よりあいおいニッセイ同和損保の社長に就任した新納です。

 東北地方で発生した地震で被災された皆さま、また、国際的な紛争により苦難に直面している皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。

 今もなお世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響もあり、我々のライフスタイルは一気に変化しています。また、世界が気候変動・地球温暖化のリスクに直面し、多くの産業においてカーボンニュートラル・脱炭素への取組みが進むなか、当社の事業環境はこれまでとは比較にならないスピードで大きく変化しています。

 このような環境下、保険・サービスには進化が求められていると考えます。これまでの発想を超えたアイディア・ストーリー・スピードで保険に新たな価値を生み出し、より良い未来の実現に貢献しなければなりません。

 2022年度、当社は新たな中期経営計画(〜2025年度)をスタートさせました。保険の新たな価値創造に挑戦するとともに、特色ある成長基盤を強化し、これまで磨き上げてきた当社の「先進性」「多様性」「地域密着」をさらに進展させてまいります。

 新たな中期経営計画では、その核となる考え方を「CSV×DX(シーエスブイ バイ ディーエックス)」と呼んでいます。これは未知のリスクや社会・地域課題と向き合い、それらを解決する保険商品や新たなサービスを国内外のあらゆる事業を通じて生み出すことによって、安全・安心で快適な、新しい社会を創り出していくという考え方です。国内外の様々な業態とのパートナーシップにより、これまでの保険にDXを活用した新たな価値を加えるとともに、得られたデータ・ノウハウをもとに社会との共通価値の創造を加速させ、CSV(Creating Shared Value)の連鎖を生んでいこうという当社の強い意志を込めました。

 当社の「CSV×DX」の代表例はテレマティクス自動車保険です。

 この保険は従来の「事故が起きたときの補償」に加え、テレマティクス技術により保険をDXさせることで「事故を未然に防ぐ」「事故の影響を減らし、回復を支援する」といった新たな価値を加えました。発売以降、安全運転につながる各種サービスや安全運転の取組みを評価し保険料の割引に反映する仕組み等が高い満足度を実現するとともに、実際に事故低減効果を発揮しています。

 さらに、「社会・地域課題を解決する保険」としても価値を発揮しています。例えば、取得した膨大な走行データや事故データを分析することで、地域の危険な道路・交差点の情報を特定し自治体へ提供する等、安全・安心な街づくりにも活かしています。また、安全運転は燃料消費量やCO2排出量を減らすエコドライブの促進に繋がっており、事故の低減は修理部品や廃棄物の減少にも繋がることから、地球環境にも貢献しています。

 この最先端の保険は多くのお客さまよりご支持をいただいており、当社のテレマティクス自動車保険の契約台数は昨年度9月末で100万台を突破、年度末には150万台に迫り、現在も増加し続けています。このように、保険・サービスを通じて、お客さまとともに社会・地域課題の解決に向けた取組みをさせていただいております。

 当社は、この「CSV×DX」のコンセプトに基づく事業を自動車保険に限らず、その他の保険・サービスをはじめとする、当社の国内外のあらゆる領域において地域密着で進め、お客さまに共感いただける新たな価値を生み出しつづけてまいります。

 当社がCSV×DX戦略を進めるうえで最も重要な経営基盤は人財、そしてそこから生み出すストーリーです。

 とりわけ、ダイバーシティ&インクルージョンが重要と考え、経営戦略のひとつに位置付け取り組んでいます。多様な人財が集まり、それぞれの感性・価値観を活かしながら、誰もが自由にチャレンジできる環境こそが、変化の激しい時代においても、新たな価値を生み出しつづける鍵となります。当社の役職員一人ひとりが「CSV×DX」を軸に、それぞれが持つ個性と情熱を掛け合わせ、グローバルにチャレンジできる環境づくりに取り組んでいます。

 これらの思いを込めて「CSV×DX」のキャッチコピーは「まだ誰も知らない安心を、ともに。」としました。

 当社は、これからも地域密着で、国内外のお客さま、地域・社会の皆さまとともに、そして代理店・お取引先さまをはじめとする全てのステークホルダーとともに、「CSV×DX」を加速させ、お客さま・地域・社会の未来をグローバルに支えつづけてまいります。

 引き続き、一層のご愛顧とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。