トップメッセージ
私たちは業界の変革をリードし、
お客さまから最も選ばれ続ける会社を目指します。
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
国内外で発生した自然災害等により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
当社は、保険料調整行為や情報漏えい等の諸問題を重く受け止め、全社員一丸となって業務改善計画に取り組んでおります。引き続き、コンプライアンスの徹底と強固なガバナンスを確立させつつ、お客さまへの提供価値のさらなる向上に不断に取り組むことで、お客さまからの信頼回復と支持拡大に努めてまいります。
2022年度にスタートさせた中期経営計画の最終年度となった2025年度においては、これまで当社が築いてきた「CSV×DX」の提供価値を一層高め、お客さまにお届けする取り組みを進めてまいりました。

「CSV×DX」の代表商品であるテレマティクス自動車保険は、「SAFE TOWN DRIVE ~走るほどに、安心な町づくり~」をコンセプトに販売し、多くのお客さまから共感・支持をいただいたことで、契約台数は220万台を超えました。この保険は、お客さまの安全運転を支援するだけでなく、走行データを活用し、危険な運転行動が多い地点を可視化した「交通安全マップ」や路面の損傷箇所を把握する「路面状況把握システム」により、地域社会の安全に貢献しています。
これらの取り組みにより、安全運転を促進し、事故を未然に防ぐことで、お客さまとともにより良い地域社会の構築と安心な町づくりを進めています。この安心な地域社会が、皆さまや皆さまの大切な人を守ることにつながると確信しております。
これらの取り組みは、お客さま・地域・社会からの多くの共感を得ており、SAFE TOWN パートナーとして、当社とともに社会・地域課題解決に取り組む仲間が着実に増えています。加えて、2016年から始まった当社と地方自治体や大学等との連携協定は745件に拡大しました。地域ネットワークが拡大される中で、トヨタグループや日本生命などの多くのパートナーとも協力し、各地域における課題解決に向けた取り組みを進めています。
トヨタグループとともに進める取り組みとしては、国内のみならず海外においてもトヨタ・レクサスユーザー向けの商品サービスの提供を展開し、2010年に14ヵ国だった販売先は39ヵ国まで拡大しています。国内外で当社の提供価値が着実に浸透し、とりわけテレマティクス自動車保険の契約台数は海外でも80万台を超えるに至り、グローバルにお客さまからの共感と支持が拡大しています。
また、日本生命との業務提携はさらに進展し、顧客開拓の強化や地域課題解決に資する共同取組を通じて、お客さまに合った商品開発やご提案を行い、多くのお客さまに安心を届けてきました。
また、社会・地域課題解決ノウハウの高度化に向けては、海外の知見も積極的に活用しています。例えば、オックスフォード大学のAIに関する世界最先端の知見を有す教授陣とともに運営する「Aioi R&D Lab-Oxford」では、社会・地域課題解決に資する革新的なサービスを開発しています。すでにサービス提供を開始した、橋梁の写真からAIが損傷状況を検知・判定する「橋梁点検サポートツール」や、英国のNatural Capital Research社とともに提供している「自然資本・生物多様性リスク開示支援サービス※1」は、国内外で高い評価をいただいております。
- 新技術を活用した自然資本・生物多様性に係る事業リスクを診断するサービス。
引き続き、多様なパートナーと、それぞれが有する最先端の知見を掛け合わせながら、保険の枠を越えた提供価値をグローバルに生み出し、社会・地域課題解決の高度化をはじめとするビジネスモデルの変革を進めることで、お客さまからの共感・支持の拡大に向け、取り組みを進めてまいります。
一方で当社を取り巻く事業環境は大きく、そして加速度的な変化を続けています。
気候変動に伴う自然災害の激甚化、新たなモビリティの登場と拡大、サイバーリスクの高まりなど、これまでの延長線上では捉えきれない変化が加速しています。また、昨今の地政学リスクの高まりもあり、世界情勢の先行きは不透明さを増しています。
このような中でも、私たちは、ステークホルダーの期待に応えるべく常に提供価値を高め続け、お客さま・地域・社会にその価値をお届けしていかなければなりません。
このような環境下、当社は2027年4月に三井住友海上火災保険株式会社と合併し「三井住友海上あいおい損害保険株式会社」を発足させることとしました。両社の強みを結集・拡大させることによりお客さまへの提供価値をさらに高めつつ、社会・地域課題解決への取り組みをさらにスケールアップさせ、お客さまから最も選ばれる存在であり続けることを目指します。
新会社の発足に向けては、両社で策定した合併基本計画を「2030年度目指す姿」と位置付け、今年度より両社共通の経営計画のもとで、全社員が一丸となった準備を着実に進めています。
当社は、いかなるときも、業界の常識にとらわれず、お客さまの期待に応えるべく提供価値の革新に向けた取り組みを続けてきました。この取り組みを支えてきたのは、当社の社員一人ひとりが大切に育んできた挑戦のスピリットであり、志をともにしてくれた代理店・扱者をはじめとするパートナーの皆さまや、当社の提供価値に共感していただいたお客さまとの絆です。
このことを改めて心に刻み、新会社においても、皆さまとともに「お客さまから最も選ばれ続ける会社」を目指してまいります。
引き続き、一層のご愛顧とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
