ダイバーシティ推進の取り組み
人権啓発に関する取り組み
ダイバーシティ推進の前提となるのは、差別・ハラスメントの無い、人権が尊重された職場環境です。
当社では、多くの研修等の機会を通じて社員の人権啓発に努めております。
全職場・社員研修
教材(DVDや資料)を活用し、職場単位で論議します。
ニュース発行
人権関連の情報を毎月発信します。
階層別研修
社員の階層別に重要ポイントを整理して研修を行います。
- (1)新入社員
- (2)新任部支店長・ライン長(PC研修・PIP-Maker)
人権標語募集
人権週間の行事として実施し、優秀作品を表彰します。
LGBTQに関する取り組み
誰もが安心して活躍できる会社・社会づくりを目指して、当社ではLGBTQ(注1)の理解促進に向けたさまざまな取り組みを行っています。2017年には同性パートナーについても、結婚・育児・介護関連等諸制度の適用を可能にしました。また、MS&ADインシュアランスグループの人権基本方針にも性的志向や性自認等による差別を禁止することを定めています。2020年には、社員の理解度向上に向け「LGBTQ支援・理解促進ハンドブック」の発行と職場単位の配布を行いました。2021年6月には「レインボー月間」と称し、社内SNSのLGBTQポータルサイト「ALLY(アライ)(注2)」を活用し、LGBTQ支援・理解促進の情報交流を目的とした1ヵ月間の集中取り組みを実施しました。
また、MS&ADグループの共同取組として「MS&ADグループ共催 LGBTQオープンセミナー」の開催やLGBTQの支援を行う任意団体に協賛し、各種活動に参画しています。work with Prideが策定した「PRIDE指標2021」において、2018年度に続き2度目の「ゴールド認定」となりました。
- (注1)L:レズビアン(同性を好きになる女性)、G:ゲイ(同性を好きになる男性)、B:バイセクシャル(両性を好きになる方)、T:トランスジェンダー(生物学的・身体的な性、出生時の戸籍上の性と性自認が一致しない方)、Q:クエスチョニング(心の性や好きになる性がはっきりしない、どちらかに決められない、決めたくない方)
- (注2)LGBTQ等の性的マイノリティを理解し、支援するという考え方、あるいはそうした立場を明確にしている人々を指す言葉
グローバル人財の活躍
海外研修制度、留職プログラム
当社のグローバル戦略の進展に伴い、国際的視野、多様な価値観を持った専門的な人財の育成を目的として、2011年度から当社の海外現地法人で1年間にわたり実践的な業務に携わる海外研修制度(公募制)を設けています。
また、タフなグローバルマインドや現状を突破するイノベーションを培うことを目的に、2020年度から新規事業や社会課題等に取り組む新たなプログラム(留職プログラム・公募制)を設けています。
外国籍社員の活躍
さまざまな国籍の社員の活躍で多様な視野・知見の融合によるイノベーションが起こり、企業の発展に寄与することから外国籍社員を受入れ、活躍を推進しています。
シニアの活躍
シニア層の社員がチャレンジ意欲をもって活躍し続けるために研修や制度の拡充を行っています。シニア層向けの研修として54才の社員を対象に、自身のキャリアを活かし今後の働き方・生き方を考えるための「キャリア&ライフプランニング研修」を実施しています。また、57才の社員を対象に、会社人生を振り返り、自身に期待される役割を理解し、キャリアビジョンを実現するための「キャリア&ライフデザイン研修」を実施しています。加えて、定年を迎える社員には定年後のライフプランをより明確にするために再雇用制度を含め、退職金や年金等の各種制度を説明する機会を設けています。
定年後の再雇用制度としては、役割に応じた処遇体系とし、手あげによる本拠地以外への転勤、災害支援等での一定期間の赴任など、活躍の場を広げる制度を導入しています。シニア層の社員が誇りややりがいをもって働き続けることが「多様な人財が総活躍する」風土作りにつながると考えています。